toeというバンド。日本ではそれほど有名ではありませんが、世界中に熱狂的なファンがいるそうです。この記事で知りました。

https://note.com/sustaim/n/n7664be1264ea?utm

「音楽で飯を食わなくていい」というタイトルの通り、このバンドのメンバーはそれぞれ本業を持ち、バンド活動で飯を食っていないそうです。

音楽業界は「売れてなんぼ」の世界。テレビに出たりコンサート会場を満員にするミュージシャンこそが成功者とみなされますが、このバンドは稼いでなくても音楽活動を続けることに意義を見出しています。

これは音楽だけでなく占いにも通用するのではないかと思います。

玉紀さんが「占い学び直し実況」というタイトルで占いを仕事にすることについて書いています

https://note.com/5elements

音楽も占いも、関わり方は人それぞれ。せっかく身に付けたものだから、最大限に活用してお金をばんばん稼いで有名になるという人もいれば、人生を豊かにするために楽しく学んでいる人もいます。

もちろんお金が入ればそれに越したことはありません。コロナによって日本社会も大きく変わりそうですが、正社員が一番偉いという価値観がくずれ、複数の収入源を持つ生き方が認めらるのは喜ばしいことです。

私が占い学校で東洋占術を習い始めたのは、女性誌の占い原稿を書くために基本的な知識が必要だったからです。いざ学校に入ってみると、ゴールは実際に鑑定してお金を得ることみたいな雰囲気があり、私もその波に乗って中華街の占いの店に座るようになりました。

中華街の店は手相が必須ですが、他の占いの店に比べると初心者向けで精神的な負担も少ないように思います。観光地なので、中華料理を食べたついでに占ってもらおうという軽いノリのお客さんがほとんどですから。

中華街で鑑定していたことでコンテンツ制作会社の目に留まり、占いサイトも開設できるなどいいこともあったのですが、やはり私には対面鑑定には向いていないとわかり2年で卒業しました。

さまざまなタイプの占い師を観察できたのも大きな収穫です。本当に凄腕の占い師は、ネットであれこれPRしなくてもどこからともなくお客さんがやってきます。なろうと思ってなれるものではなく、天に導かれて鑑定しているかのようでした。

どうしてそんなに当たるのか質問したらこう答えてもらいました。

「お客さんが目の前に座ると、何を告げるべきかが自然と湧いてくる。当てようとか、この人に気に入られたいとか思い始めると、とたんに当たらなくなる」

こういう人は対面鑑定を続けるべきです。生まれながらに才能を授かった天才ミュージシャンのようなものだから。

その一方でお金をもらって鑑定はしないけれど、占いが好きだから学び続けたいという人は音楽愛好家。プロじゃないから演奏してはいけないなんて野暮な声は無視して、好きな音楽を楽しめばいいのです。

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