ネットで目にした「無賃コミュニケーション労働」という言葉。

割り勘の飲み会で女性がキャバ嬢やスナックのママ扱いされる現象。あるいは女性の窓口係を捕まえて延々と自分語りをする高齢男性。興味も好意も持たれていない人に相手をしてもらうには、お金を払う必要があるとわかっていない人が多いのです。

先週書いた学歴マウント男性との飲み会でムカついた理由が言語化されてすっきりしました。高齢であっても女というだけで無賃コミュニケーション労働を期待されるのですから、若い女性が大変なのがよくわかります。

その一方で、旅先で聞く地元の人の話はおもしろく、つい聞き入ってしまうことも。温泉で話が弾むことが多いので女性同士です。海外では、男女問わず誰と話しても楽しめるイメージがあります。スペイン巡礼ではベテラン巡礼者の経験談は役に立つことばかりで大いに助けられましたが、四国巡礼では日本人高齢者男性のマウント話ばかりだから近づかないほうがいいと聞いています。無賃コミュニケーション労働を作り出しているのは日本人男性が多いのでしょうか。

 

そもそもコミュニケーションは共同体で生きていくために役立ち、娯楽でもあったはず。かたほうだけに負担を強いる会話は不自然です。だから均衡を保つためにお金を介在させるのです。水商売の女性がつまらない親父の自慢をすばらしい話であるかのように聞くのは高いお酒を注文してもらうためです。

対面鑑定では、お客様の話にフォーカスを当てて占いを使って何らかの話をします。お金をいただかなければとてもやっていられません。「これは相談じゃなくてただの雑談だからお金を取らないで」と頼まれても、友達じゃないのでそれはできません。

ウラナイ8では、タロットやインナーチャイルドカード、易、算命学などさまざまな読み会を開催していますが、これも微妙なバランスの上に成り立っています。

易でいう「筮前の審事」は、占う前に背景を聞くこと。「黙って座ればピタリと当たる」系の占い以外は、背景を聞いておくのが一般的です。読み会でもお題を出されたらその説明も話してもらうのですが、延々と自分語りを続ける人がいたら会は成立しません。個人鑑定ではないのですから、参加者の人数と時間配分に配慮する必要があります。

ウラナイ8は誰にでも開かれたオープンでゆるいつながり。厳格なルールはありませんが、無賃コミュニケーションの場ではないということは無意識のうちに参加者が共有しているはずです。

 

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