この前、久しぶりに昔一緒に働いていた人の夢を見ました。

Sさんと言って、もう20年近く前に一緒の薬局で働いていた人です。私が30代のころ、多分60才前くらいで、某大きな病院の薬剤師を何十年も勤めた後に地域の小さな調剤薬局に来た方で、色々良くしてもらいました。大ベテランで勉強家でプロ意識が高く、それでいてめちゃくちゃ毒舌でした(調舒星持ちではないかと密かに思ってます・笑)
口が悪すぎて事務の人たちと揉めることも何度もあったけど、それはそれで仕事に関しては薬局の人はみな尊敬していました。私も「Sさんみたいな薬剤師さんにいつかなれたら・・・」と思ってました。

 

夢では薬の仕事を再開してて、Sさんと一緒に働いていました。
ブランクがあるので薬の名前もちんぷんかんぷん、どこに何があるかさっぱりわからなくて時間がかかって怒られていました。
やっと半日経ってお昼休憩になって、どこかにお昼を買いに行かなきゃと思ったら薬局はなぜかもっと昔、20代に働いていた会社になってて、社員は全員持ってきたお弁当を食べていて「この会社から外出禁止」と言われました。

そこでSさんに「私お昼持って来なかったのに外出禁止と言われたのですが…」と言ったら
「あなたそんなこと気にするタマだっけ?(原文ママ)」
と言われ、
「言われてみればそうだ、気にしないで出かけよう。その前にこんな会社合うわけない」
と気づいて社長に半日だけど辞めるって言いに行こうとしたところで夢は終了しました。

 

言われてみればその通りといった言葉が今になって出てきたのだなと、夢から覚めて笑いました。
いやどうせなら辞めて覚めたかった。

 

若い頃はそれなりに、ある程度の枠の中にきちんと収まるべく頑張っていました。
凹凸が大きい人は、凸の部分をギュッと抑え込んで表面をスムーズにしようとしても、他の部分がボコッと出てしまいます。凸部分をなんとかしようとしてたつもりでしたが、抑え込めば抑え込むほど周りからはおかしく見えていた気がします。

 

当時に「そんなタマなの?」と聞かれても何言われているかわからず困惑するだけだったと思うけど、今になると「そんなタマです」と言える。
凸は自分の恥部なのでしまい込まなければならぬもの。
それを「これが私です」と言ってなんとか使い道を探せるようになるには、やはり相当な紆余曲折があります。

 

 

凸は隠しても悪目立ちするだけで、あるものはしょうがないよなと捉えること。
夢で尊敬していたSさんに言われたと言うことは、きっとそれが出来るようにようやくなってきたのかと思いました。
勝手にいい夢認定です。

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