運よくNintendo Swithに当選して、自宅でズンバ三昧です。

スポーツクラブのリアルなレッスン1時間半前から先着順の予約制に。人気のあるレッスンはたちまち満員御礼となり、時間をつぶして開始を待っても30分の短縮なので不完全燃焼。それなら自宅で世界最高峰のインストラクターの60分レッスンで踊ったほうがずっといいと思うようになりました。カウントを取るだけに音楽を使うエアロビクスに比べ、曲に合わせた振付で踊るズンバの楽しさは格別です。

ズンバの創始者ベト・ペレスと踊ると、彼のことがますます知りたくなりました。

コロンビア南部の都市、サンティアゴ・デ・カリ生まれ。街の治安は悪く、出身は貧しい母子家庭。ダンスの才能があったのでインストラクターとして働き始め、エアロビクスのテープを忘れたことがきっかけで、自分の好きな曲に振り付けたレッスンを始めることに。これが大好評となりズンバが生まれました。

ズンバはコロンビア発祥ですが、メジャーになったのはベト・ペレスがアメリカに移住してからです。全財産をつぎ込んでアメリカのマイアミへ渡ったのは30歳の時。話せるのはスペイン語だけで英語はおぼつかなかったそうです。

マイアミのスポーツジムでズンバのレッスンを始めたところ、参加者にコロンビア出身の女性がいて、息子のアルバート・バールマンを紹介してくれました。バールマンは大学卒業後、ベンチャーキャピタルを立ち上げた経験があったのです。

 

待っているだけでは幸運はやってこない。

まず、適切な場所に適切なタイミングで動くこと。ペレスがコロンビアにとどまっていては、人気ダンス・インストラクターで終わっていたでしょう。

そして、幸運は人間関係からもたらされるという鉄則。ペレスはダンスの才能はあるもののビジネスは未経験ですから、バールマンの協力がなくてはズンバをここまで広めることはできなかったでしょう。

ただし、有力な人脈をつかみたいという下心が強すぎるとうまくいきません。ここがむずかしいところです。「この人は私の役に立つかどうか」という視点で人を値踏みするのは下品です。

ペレスは異業種交流会で名刺を配ったりせず、目の前のレッスンを最高に楽しいものにしていたのでしょう。そうした姿勢が参加者の心をつかみ、その中に「うちの息子を紹介したい」という人が現れたのです。

開運のためには適切なタイミングで動くことが必要ですが、幸運をつかむことばかりに必死になってしまうと、運に逃げられます。易の天雷无妄(てんらいむもう)の卦の教え「耕したら収穫は成行に任せよ」。自分を内卦の雷、相手を外卦の天とみると、自分は動くけれど、結果は天のみぞ知る。ベト・ペレスの軽快なステップ(まさに雷)を見ると、いつもこの卦を思い出します。

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