キャッシュレスでの支払いが広がっているというのに、年末年始の銀行のATMには長蛇の列ができていました。

マネー記事の取材をしている時に小耳にはさんだのですが、金運に恵まれる人は、混んでいるATMに並んだりしません。自宅に現金を保管し、その日に使った現金はその日のうちに補充。財布の中の金額を常に一定に保っているのです。「泥棒に入られたら」と不安に思うかもしれませんが、今の時代は現金を使う機会が少なくなっていますから、それほど多額のお金を保管しておく必要はありません。

マネー関係の専門家によると、財布を開いて現金がないことに気付き、ATMに駆け込むような人はそもそも計画性がない。時間帯によっては手数料も取られるし、そんな行き当たりばったりの生活態度ではお金は決して貯まらないだろうとのことでした。

一方、開運記事でもお金との付き合い方はよく出てきます。「お金にとって財布は家のようなもの。乱雑に放り込まれたらすぐ出ていきたくなる」とか。お札の向きがばらばらで、レシートやサービスカード、クーポンでぎゅうぎゅう詰めのくたびれた財布を持っているようではお金との縁がうすくなります。

かといって、お金に執着して必要な出費も出し渋るようでは逆効果。恋愛と同じで、しつこく追うと逃げられます。

そして出会いが重視されるのも同じ。時間のない時に限ってATMには長蛇の列。やっと順番が回ってきそうになったら、前の人が時間をかけて振り込みをしたり、何冊も通帳を持っているとイライラはピークに達します。そんな精神状態でATMから出てくるお札を手にしてはいけません。

お金を使う時の心がけも大切です。ある売れっ子の占い師は「鮭が産卵するイメージで。しばしのお別れだけど、大きくなって私の元に戻って来て」とイメージしながら支払うと言っていました。

先日、銭湯に行ったら前のお客が470円の支払いに1万円札を出して、番台のおばさんに「小さいお金はありませんか」と言われていました。同じ金額を支払うのに、ちょっと嫌なムードになってしまうのはとても残念です。そのためにも、財布の中には500円玉や1000円札も常備しておくべきだし、電子マネーが使えるならワンタッチで支払いを済ませたほうがレジの人も助かります。

そして、お財布がくたびれてきたら、そろそろ新調を。関西のデパートでは「春」に「張る」をかけて、お金でいっぱいになる財布として、年明けから立春にかけて財布を一斉に売り出します。いつも新しい財布を持つ必要はありませんが、お金を出し入れするたびに心が弾むような、お気に入りの財布を持つことも金運アップにつながります。

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