「金運を上げるためにはトイレ掃除」と言われています。便器を磨いて床や壁を拭き掃除をするだけでは十分ではありません。トイレから発散するいやな匂いが室内に広がっていくと運気が下がります。長めに換気し、空気清浄機を置くことでトイレの空間すべてをきれいにする必要があります。

凄腕の風水師は訪れた家の玄関のドアを開けただけで、金運の状態がわかるといいます。風水の重要ポイントである玄関の状態に加えて、その家が発散する独特の匂いを感じるからです。

映画『パラサイト 半地下の家族』では「匂い」は貧富の差を象徴しストーリー展開を左右する重要なキーワードでした。

そしてプルーストの『失われた時を求めて』の冒頭はマドレーヌの匂いから過去の記憶を鮮明に思い出すシーンです。

運が悪い人は、周囲から「この人に近寄りたくない」と思われていることが多いのですが、それは理性というより本能的なもの。幼稚園や小学校のいじめは「くさい」という単純なきっかけから始まります。

脳の中で最も古いのは匂いを感じる皮質。命を脅かすような肉や植物を食べないように警告を発し、理性や感情にも大きな影響を与えているのです。

それほど敏感な匂いセンサーですから、運気を好転させるためには家の中で悪臭の発生源となっている場所を掃除するのが最も手っ取り早い手段です。トイレを始め、キッチンや浴室の排水口。ずっと締め切りになっている押し入れなど。

消臭剤や芳香剤を使うのもいいですが、花粉症でないなら、まず換気を。春の新鮮な空気を入れ、風を通しましょう。花や観葉植物を置いて自然の香りで部屋を満たすのも効果的です。

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