10/8 日曜日のデイリーメッセージ《10月壬戌月の運気予報》

2023年10月8日 2023年10月7日

天海玉紀

Kia ora！わたしはウミガメのモアナです。

いつまでも夏のアンコールが終わらなくて、たいへんな9月でしたが、ようやく駆け足で秋がやってきたきましたね。このままダッシュで駆け抜けて、すぐ冬がやってくるのでしょうか。アップダウンが激しいなー！

ということで、暦は秋です。秋なんです。8日の節入りに合わせて、10月の運気予報をお知らせします。

2023年10月8日「寒露」〜かんろ

先月8日は二十四節気の「白露」でしたが、1ヶ月経って「寒露」になりました。冷気によって、露が冷えて冷たくなる頃、という意味です。さすがにもう「残暑」とか言ってる場合じゃないですよね。

『暦便覧』では「寒露」は、「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也」と説明されています。確かに日は短くなって、朝晩は冷え込むようになり、だんだんお布団から出るのが辛い季節が近づいてきます。

「壬戌」〜みずのえいぬ・じんすいのいぬ

壬は大いなる水。戌の季節は晩秋。「壬戌」という干支の並びからは、秋色の紅葉で赤や黄色に染まった山々に包まれた美しい湖の風景が浮かび上がってきます。穏やかに見えても底力溢れる組み合わせです。

「壬戌」は、壬の奔放さや奇想天外さを隠すように、端正に整い、折り目正しいクラシカルな雰囲気を醸し出していますが、いつだって開拓者や挑戦者としての壬であることを忘れたわけではありません。

品の良さや丁寧さと、突然に動き始めるダイナミックな破天荒さやスケールの大きな躍動感を両立させてみてください。これまでの「あたりまえ」の向こう側にある可能性がぐーんと近づいてきます。

戌月のあなたのテーマは？

日　月　年

＝＝＝＝＝＝
◯　壬　癸
□　戌　卯

8月「庚申」→ 9月「辛酉」この2ヶ月間の金気もりもり祭りでお疲れのみなさんは、ようやく一息つけるできるでしょう。ここのところ調子が良かったみなさんは、このあたりでギアと気持ちを切り替えるタイミングです。

特にここから年末にかけては、誰にとっても「実力がだいじ」「真価が問われる」「これまでの結果が出る」シーズンです。思慮深く、時に思い切って。付け焼き刃では通用しません。むやみに外側だけを飾るより、素材で勝負！率直さがだいじです。

甲さん（龍高星＋天印星）

ミステリーツアーバスに乗るように、お店で「大将にお任せ」「シェフの気まぐれランチ」のように、たまには、思い切って目をつぶって乗っかってみてもいいのです。ふだんの自分では選ばない選択肢が、あなたの未来を拓きます。

乙さん（玉堂星＋天庫星）

なにごとも段取りと順序がだいじです。いまは保守的に手堅く振る舞っておきましょう。形式や社交辞令はときに面倒ですが、それはそれで人との適切な距離が保ってくれるという効能もあります。長期戦でじっくりいきましょう。

丙さん（車騎星＋天庫星）

頼もしい助っ人がやってくるかも。なにかのバトンを引き継ぐことがあるかも。相方やパートナー、同僚や仲間として、自分とはまったく違ったタイプの人を探してみて。得意と苦手をお互いにカバーしあえるのがいい関係です。

丁さん（牽牛星＋天印星）

たまにはイメチェンしてみましょう。メイクや装い、立ち居振る舞い、出入りする場所などもガラリと変えて別人になってみて。ここぞという場面で、お願いごとをするにもいいとき。可愛く＆カッコよく決めてみましょう。

戊さん（禄存星＋天庫星）

ハイリスクハイリターンに惹かれるとき。これまでのお試し期間でじゅうぶんに吟味し尽くしたなら、思い切って大きく本気で踏み込んでみませんか。短期的な思いつきなら、上限を決めて、授業料として試してみるのも一興です。

己さん（司禄星＋天印星）

結婚の前は目をよく見開いて、結婚したら片目をつぶって、と言われますね。なにごともほどほど八分目に、ちょっと足らないくらいが適量です。完璧は無理。やりすぎると収集がつかなくなります。できないものは外注しよう。

庚さん（鳳閣星＋天堂星）

扉を開けるとき。朝は窓を開けると寒いくらいだけれど、新鮮な風はいつだって新しいチャンスを運んできます。なにもかも受け入れなくていい。世界で何が起こっているかは把握すれば、有益な情報を取捨選択できるでしょう。

辛さん（調舒星＋天南星）

研ぎ澄まされるとき。自分の言葉や表現の切れ味がどれほどか、使ってみて初めて真価がわかります。「ここぞ」のとき、よく注意して取り扱いましょう。対人関係では鋭すぎる。創造活動や新規開拓で使うのがおすすめです。

壬さん（貫索星＋天南星）

どんぶらこどんぶらこ。川の上流から流れてくるものはなに？ひと苦労ですが、とりあえず手にしてみましょうか。何が出るかはあなた次第。大きなチャンスかも。またはあなたが未来へのお宝を放流する番かもしれません。

癸さん（石門星＋天堂星）

嵐の前の静けさ。心を穏やかに、凪のように鏡のように平らかに保ってください。ジャンプする前には姿勢を低く膝をかがめるように、いったん水に潜ってから勢いよく飛び出すように、天才アスリートのようにストイックに。

秋の土用は10/21-11/7

おまけ。10/21から11/7の期間は、秋の土用シーズンです。この土用期間へのアドバイスはこちら。

秋の土用ワンポイント

木気生まれの方々（甲・乙）未来を見据えてがんばって種を蒔き、さらなる根を張り広げるチャンス。
火気生まれの方々（丙・丁）ひとりではない。周りに頼っていい。寄り道や贅沢やゆとりを楽しんで。
土気生まれの方々（戊・己）あれもほしい。これもほしい。魅力的で欲しくなるので厳選して集中を。
金気生まれの方々（庚・辛）あなたの輝きがいっそう増すときです。ばっちり装って、臆せず外に出て。
水気生まれの方々（壬・癸）グレードアップのとき。プレッシャーに負けず、抜かりなく準備をどうぞ。

季節の変わり目には、体調や心のバランスも崩しやすくなります。長い長い夏の疲れもまだまだ残っている頃でしょう。ご無理のないように、さりとてだいじにしすぎて引っ込みすぎないように、うまく波に乗っていきましょう。