みなさま、おはようございます。土曜担当の翡翠先生が、スペイン巡礼中のお留守を彩ってくれた「開運招き猫ーず」いよいよ最終日となりました。みなさまといっしょに良運を招き寄せるメッセージをお届けします。

最終回は、お仕事に子育てに全力投球中の西洋占星術愛好家、wakaさんが担当です。占いの上手な使い方や付き合い方、wakaさんがたっぷり語ってくれますよ。それではいってみよう!(天海玉紀)

「占いメガネ」の使い方

おはようございます。wakaです。

「西洋占星術愛好家」として、noteなどで発信しています。現実世界では、2人の子どもを育てつつ、会社でフルタイムで働く、いわゆる「ワーキングママ」をやっております。

私が西洋占星術を好きになってから10年以上経ちますが、私は占いのことを「ちょっと変わったメガネ」だと思っています。
「占いメガネ」をかけると、世界がちょっと違って見える。日常がちょっと違ってみえる。それが面白い。楽しい。

今日は、「占いメガネ」をかけていて良かったな~と思えることを4つ、ご紹介します。

1 出来事を客観視して前を向ける

たとえば、職場でそりが合わない上司がいる。たとえば、今週はいまいち仕事もプライベートも進みが遅い。停滞している気がする。そんな時、「占いメガネ」があると、こんな風に役に立ちます。

「上司は太陽天秤座か~。私は牡牛座だから、きっと150度で相容れない部分があるのかも。でもお互い美意識が高い、という共通点はありそう。良いデザインを求める、という共通目的があれば歩み寄れるかな?」

とか
「今週は金星も水星が逆行中か…。いろいろ進まないのは仕方ないか。昔好きだったドラマでも観てのんびりやり過ごそうっと♪」

など。

すぐには前向きになれなくても、ちょっと違う視点から今の状況を分析できると、自分の気持ちだけで苦しくならずに、前に進めるような気がします。

2 人間観察がはかどる

これはあらゆる占い愛好家のみなさまも同様では?と思うのですが、やっぱりいろんな人を「占いメガネ」をかけて観察するのは本当に面白い!それは家族であれ、職場であれ、テレビの中の人であれ。

誕生日が分かった瞬間にホロスコープを出す。少なくとも太陽星座はおさえておく。出生時間がわかった日には小躍りしてホロスコープを出す。そしてその人の振る舞いや言動からどんな特徴が出ているかを観察して分析する。

「この言動…太陽〇座なのでは…?!違うかー!」
とか
「このふるまい方…〇座…?!当たってるー!」
とか、
そんなことを考えるだけでも楽しめます。すべての人は研究対象、ですね。

3 そもそも「良いことも悪いこともずっとは続かない」と悟れる

「占いメガネ」を毎日かけていると、「永遠に続くものはない」「すべては循環していく、めぐっていく」ということがどんどん身に染みてわかってきます。

ホロスコープは円で、毎日毎日星の位置が変わっていきます。その日の雰囲気をあらわす月は、数日で次のサインに動く。
太陽は約1ヶ月で次のサインへ動く。木星は約1年で次のサインへ動く。重くて動きの遅いあの冥王星ですら、山羊サインから水瓶サインへ動こうとしています。

全ての星は必ず次のサインへと動いていくし、いつかはまた1周して戻ってくる。螺旋階段のようにうねうねと流れが続いていく。おそらく占術が違っても、必ずバイオリズムがあるはずです。

「占いメガネ」をかけ続けると、そのバイオリズムが体感としてわかってくるので、たとえしんどい日々が永遠に続くように思えても、「いつか終わる!」と思えるし、逆にちょっと良いことが続いても、「これも長くは続かない、浮かれ過ぎ注意だ」
と謙虚になれるような気がします。

4「みんな違ってみんないい」と本気で思える

「占いメガネ」をかけて日々を過ごすようになると、電車で前の席にずらりと並んでいる人たちを見ていても、
「全員それぞれに全く違うホロスコープを持っているんだよなあ」と、ふと思ったりします。

周りの人たちの頭の上に、見えないホロスコープが「ポン!」と浮かんで見えるような感じ。わかりますかね?(笑

「どの人のホロスコープにもそれぞれに魅力があるだろうな」
とか、
「それぞれに生きづらさや苦労もあるだろうな」
とか、
ただ周りの人をながめるだけで、いろいろ想像できます。

あらゆる種類のホロスコープを持つ人たちが世の中にあふれているのだなあ、と思うと、「みんな違ってみんないい」という言葉が、ただの理想論などではなく、本気でそう思えてきます。

人間の持つ愚かさや弱さや、生きづらさも、全部ひっくるめて「みんないい」と、わりと本気で思えるってすごいことだし、
そんな風に思えるのも「占いメガネ」のおかげかなあ、と思います。

ということで、私の「占いメガネ」をかけていて良かったなと思うこと4つ、ご紹介しました。

「占いメガネ」をかけるときに気をつけること

最後に、「占いメガネ」をかけるときに私が気を付けていることもお伝えしますね。
私が「占いメガネ」をかけるときは、できるだけ「色眼鏡」にならないように気をつけています。

占いを先入観や思い込みにしない、ということです。

「あの人は太陽牡羊座だから、仕事のスピード早そうだな~」という予測や仮説は良いけれど、「あの人は太陽牡羊座だから、仕事がはやいに違いない!」はちょっと危険だな、と思います。

占いで仮説を立てたとしても、占いメガネで見る世界は「完璧」ではないし「現実」ではないのだから、実際の相手や出来事をきっちり見て、総合的に判断する。

占いは、あくまでもメガネと同じ「ツール」で、大事なのは目の前の人や出来事、そのもの。それを忘れてはならないぞ、と日々自分に言い聞かせながら「占いメガネ」をかけています。

時にはあえて「メガネを外す」「メガネをかけない」ことも必要ですね。私は特に子どもに対しては、「占いメガネ」をあえてかけずに、目の前の子どもに集中することも多いです。

あなたの「占いメガネ」はどんなメガネですか?

「占いメガネ」、前向きに使おうと思えば、使い方次第で日々が生きやすく、面白くなるツールですよね。私は、「占いメガネ」をかけたり外したりしながら、これからも前向きに人生を楽しんでいきたいな、と思っています。

今日もそれぞれのメガネをかけて、占いライフを楽しんでいきましょう!
どうか良い土曜日をお過ごしくださいね。

waka プロフィール

水瓶座の夫と2人の子どもを持つ共働きアラフォーの西洋占星術愛好家。蠍座。書く時のモットーは「正直に自分が感じることを書く」。

2019年11月、星見当番さんとウラナイ8のコラボ企画『占いクラスタおとなの自由研究会』登壇者。
note  https://note.com/wakana_oi

X(旧Twitter)https://twitter.com/Suzuwaka5

wakaさん、占い愛好家の鑑のような記事、ありがとうございました。いろいろ役立つ占いだからこそ、最後の章の説得力がより身にしみるものがあります。

占いにハマると、とにかくなんでも占いでみたくなる/みてしまう時期が出てくる人は多いでしょう。でも、現実の世界には、なんでもかんでも占いでみないほうがいいこともたくさんあります。例えこっそりみても外では言わない、という場面も増えます。スキルが上がり、経験値が多くなるにつれて、そのあたりの判断はますます重要になるでしょう。

wakaさんも、お子さんのことは「占いメガネ」をあえてかけずに接しているとおっしゃっています。「占いメガネ」をかけたりはずしたりしながら〜わたしたちも上手に占いと付き合っていきたいですね。

なお、wakaさんの「執筆あとがき」はこちらからどうぞ。

さて、これで全7週間の「開運招き猫ーず」のシリーズは完結です。ご協力くださったみなさま、応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました。また何かの機会にぜひご参加いただける日を楽しみにしています。

翡翠先生の旅もそろそろフィナーレを迎えるようです。サンティアゴ・デ・コンポステーラ、スペイン巡礼レポはこちらからご覧いただけます。もうそろそろご帰還のはず。どんなお土産話が聞けるか、これもまた楽しみですね(天海玉紀)

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