「開運招き猫ーず」の三週目は比奈優里(ひなゆうり)さん。ストレートに「引き寄せの法則」の実践法でした。

9/9 土曜日のデイリーメッセージ《願うだけで手に入る(こともある)》 - ウラナイ8 (uranai8.jp)

2番目の「物理的に可能な範疇」

これは7週間のスペイン巡礼中にずっと実感していました。想像力過多の私は、スペイン巡礼に夢を持ちすぎて、何かすごいことが起こって人生が一変するのではないかと期待するのを抑えられませんでした。

歩き出した初日に泊まったピレネーの山小屋で出会ったアメリカ人のマイケルは、もう10回以上歩いたといいう巡礼の達人。「これまでの巡礼を通して、あなたが得た最大のものは何ですか?」と思わず聞いてしまいました。

マイケルの答えは「健康」。

自分のペースで歩いていいといっても、山や峠のアップダウンはけっこうあります。マイケルは60代か70代。仕事はすでに引退し、毎年歩こうと思ったら、トレーニングは欠かせないし、人生後半になると体力は落ちる一方。来年も巡礼したいと願うことがトレーニングの大きなモチベーションになり、巡礼のおかげで健康に過ごしているとマイケルは言います。

平凡な答えでちょっとがっかりしたのですが、「悟りを開いて新しい教祖となる自信を得た」なんて答えよりずいぶんまともだし、「物理的に可能な範疇」です。巡礼で不思議なパワーを得て不老不死になろうとしているのでもありませんから。

そして4番目の「願いが叶うまで思い出さない」。

アメリカ人のスピリチュアリスト、アラン・コーエンの取材をしたときにこんな話を聞きました。20年ほど前、電子メールが普及してなかった時代です。

「何かを神に願うのはいい。だけど、あまりしつこく『いつになったら叶うのか』と神に聞くのは逆効果。海外に手紙を送ろうと封筒に切手を貼ってポストに投函したら、毎日『あの手紙はまだポストの中? 集配されただろうか?』なんて郵便局に問い合わせたりしないのと同じ」

 

そして、タデウス・ゴラス『なまけ者のさとり方』より

自分の目指すとおりになれば素敵だが、そうならないのも、それはそれでまたよいものだ、という態度さえ持ち続けていられれれば、あなたの人生は大丈夫です。

これは開運術から投資全般まであてはまります。どんな凄腕の占い師も経済アナリストも、将来起こることをピタリと言い当てることは不可能です。それなのに凡人の私たちが「私は絶対、こうなる」と目指すとおりになろうとして、そうならなければ自己嫌悪に落ち込むなんておかしな話ではないでしょうか。

 

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