先週は木曜から日曜日まで、杏子さんと伊豆高原のやすらぎの里で3泊4日の断食コースに参加しました。

この2年間、養生館と本館で1週間を過ごしたのですが、高原館は無理してがんばらなくてもいいというゆるい雰囲気です。

思えば、これまでやすらぎの里を訪れる時は「ダメ人間から更生する」と気負い過ぎていました。リセットはできますが、人間はそう簡単に変われるものではありません。一度の滞在で節制が身に付くのなら一度の滞在でいいはずですが、実際は7割ぐらいがリピーターです。苦しい断食を乗り切っても、ほとんどの人は元に戻って、再訪しているのです。

今回は杏子さんから「二人部屋に空きがある」と連絡があったのが火曜の夜。あれこれ考えることなくその場で予約して木曜には出発でした。

 

最終日の土曜日の夜、大沢代表の生活習慣改善講座がありました。

「100点を狙わない。まずは10点アップを目標に」と教わりました。ああ、そうだ…。私はダメ人間なのに期待値だけ高く、ちょっとだけ崩れたらやけくそになり一気に崩れるタイプです。やすらぎの里では家事から解放され、掃除も行き届いており、入りたい時にいつでも温泉に。目覚めたらヨガ、そして寝る前の安眠ヨガ。こうした環境なら理想の生活が送れますが、実生活ではとても無理です。

整体の先生の身体の使い方講座もあり、母指球やかかとを意識した歩き方、腰に声をかけてから体を伸ばしながら起きる方法も習いました。朝のドリンクの豆乳甘酒があまりにもおいしかったので、レシピも教わりました。そして、食のワークでは小さな干し葡萄を五感で味わう方法を実践。干し葡萄がこんなにおいしかったとは。夫が大阪土産、りくろーおじさんのチーズケーキ、こんなに干し葡萄が入ってなくてもいいのにと毒づいていたとは、なんと罪深かったことか。

やすらぎの里で学んだことを日常生活に取り入れようとその場では決意するのですが、1週間もたつとほとんど忘れています。やっぱり私はダメなんだと、アイスクリームをたらふく食べて、ビールとワインの日々。

そうじゃなくて、1割ぐらいは実践しよう。たとえば、食事に集中しテレビとスマホには触らない。できれば30回、噛んで食べる。いつもそうしなくてはならないのではなく、思い出した時だけ。3割も打てたらプロの打者。凡人は1割打てたら上出来じゃないでしょうか。

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