有名占い師、今注目の占い師の皆さんの生の声を聞きに行く「占いインタビュー」
占いの世界で様々な形で活躍している方々に、「どうして占いの道に?」「どうしてそういう仕事の形態に?」などの色々な質問をしていきます。
今回のインタビューは、ウラナイ8とのコラボ企画「占いクラスタおとなの自由研究会」の主催者、星見当番(ほしみとうばん)先生です。
西洋占星術歴はなんと30年。ブログやTwitterなどで多くの占いクラスタの人と交流してきた星見当番先生は、実に幅広い知識をお持ちです。
西洋占星術を様々な形で多くの人に楽しめるように工夫されていらっしゃいます。
どういう風に占いの世界に入ってどんな勉強をしてきたかなど、星見当番先生の膨大な知識の謎に迫ります。
ご本人も「おとなの自由研究会」で発表する甘夏先生と2人でお話を伺いました。全三回です。(夏瀬杏子)
11月30日は「占いクラスタおとなの自由研究会」の本番!発表会です。こちらは観覧者を募集しておりますのでご希望の方はぜひこちらからどうぞ。
占いの道に入ったきっかけを伺いました
あまりにも大量で実は全部読み切れませんでした。
今は新月予報と、講座のお知らせぐらいしかブログでは書いていないんです。
もう何度もやめようと思ったんですけど15年続いてしまいました。
ちょうどその頃、それまであったネット上の居場所がなくなってしまったんです。
というのは 28歳ぐらいでプレサターンリターンと言うのでしょうか、リアルの方で色々やりあってしまって、それまでの人間関係がガラガラッと崩れてしまったんです。
そもそも私、中学生ぐらいまではいじめられていて暗黒時代だったので、高校時代の友達が五本の指に入るぐらいの友達だったのに、28歳ぐらいでその関係が切れてしまいました。
そのタイミングで職場も変わりました。当時の職場では年上のお姉さん達に随分かわいがっていただきましたが、そのお姉さんの中にパワーストーンが好きな人がいたんですよ。
私もどちらかというとパワーというより鉱物という意味でですが好きだったので、その方に紹介してもらったパワーストーンのウェブショップへ行くようになりました。
そこに会員制の掲示板があったんです
そう、CGI の掲示板があって、そこにいくといつも常連さんがいたんです。
そういう人たちの中には スピリチュアルがかった人が多くて、占いやパワーストーン、誕生石の話とかしてるうちに、なんとなくですが私もその中に加わるようになりました。
そこが2年間ぐらい居場所だったのですが、最初のころ、ジャンスピラーの「新月のソウルメイキング」って本が話題になったんです。
ドラゴンヘッドとドラゴンテイルの話が載っていて、ドラゴンテイルの方は前世なのでそこでの経験はもう終わりで、今世はドラゴンヘッドの方に向かいましょうねとか、12サインを説明してあって、新月のたびにお願い事をしましょうねとかあるのです。
私その頃にはもう西洋占星術を14年ぐらいやっていて、 趣味に毛が生えたようなものですが14歳からずっとやっていたんです。
「面白い本が出たよ。でも本当に新月でお願いしたら叶うのかな。私1年間実験してみようとかな」ってポロッとその掲示板で言ったんですね。
そうしたら興味を持ってくれた人たちがいて。
でもその常連さんたちは占いに興味はあっても、新月がいつ起きるか知らないし、どのサインで起こるかもわからない。
それだったら管理人さんの許可があれば、その新月のお知らせを私がやろうかって話になって、結局その掲示板で「新月の一週間前だよ、今月の新月は何座で起きて、こういう性質のサインだから、こういう願い事が叶いやすいよ」っていうのを管理人さんのご厚意で1年と10ヶ月ぐらいやりました。
そのうち掲示板というもの自体が流行らなくなってきて、お店も形態を変えるということで、そろそろこの掲示板を閉めようかという話になりました。
その頃から常連さんたちが、少しずつ楽天ブログとかに移転し始めたんです。
それまではブログというものは自分でプログラミングができる人しかつくれなかったのですが、その頃になると Yahooブログや楽天ブログのようなパッケージが出てきたんです。
まだアメブロやライブドアブログなどはなかったような。
私はデジタルネアンデルタール人なので(笑)自分でブログを作ることはできないけど、そういうのがあるならと、そ~っと始めたのが今のブログです。
そこで掲示板でやってきた新月予報を出して、残りは私の好きなことだけ書くよっていう風にしました。
そうですね 、Twitter状態ですね(笑)今思うと 1日に4回くらい更新していました。
ブログを始めたころは、見に来た誰かがコメントを残してくれたりしたんです。
楽天ブログに掲示板もあって人が来て何か質問したり返したりしてたんですけど、だんだんそういう機能もなくなってしまいました。
アクセスはあるんだけど段々と誰もコメントを残さなくなってきたりしたので、そうすると手応えがなくてつまんないなと思っていました。
そうかじゃあそろそろやめるかと思ってたところにようやくTwitterが出てきました。楽天ブログで10年ぐらい経った頃です。
Twitterをやるかどうかグズグズグズグズしていたんですけど、行ってみたらブログを始めた初期の頃と同じようなノリが戻ってきた感じです。
そしたらTwitter 上で「当番さんですか?」ってよく言われるようになりました。ずっと読んでましたっていうので、どこにいたのよ?!って(笑)
ずっと読んでたんならブログに書き込んでってくれてもいいのに。
ブログのサイレント読者がTwitterにそんなにいたのかと。
ウェブ希死念慮みたいな状態になっちゃって(笑)、長くやってるといろいろあるので、ネット人格ごと消えたいみたいな衝動は定期的に来ます。
私も西洋占星術だけつぶやいてればいいものを、色々な分野でやってしまうので・・・もっと大人しくしてればいいんでしょうけど。
Twitterもやめようかと思ったこともあります。
1ヶ月夏休みを取ったこともあるんですよ。
Twitterってアカウント消しても 1ヶ月以内にログインしたらまた入れるんですよ。
一回Twitter やめてやるって言って、本当にアカウントを消したことがあるんですけど、アカウント消した次の瞬間にすごく良いネタ思いついちゃってどうしても言いたくなっちゃって、翌日にログインしてしまったんです(笑)
これに関しては自分のやめるを信用していません。
そこで初めてホロスコープの描き方とかが載っている本と出会いました。もうタイトルも覚えていないんです。
ソフトカバーだったのは覚えていてずっと探しているんですが・・・
もともとギリシャ神話が好きな小学生だったんです。小学校に入る時に買ってもらったのが星の図鑑で、ギリシャ神話の「天にあげられて星座になりました」系の話をよく読んでいました。
最初はギリシャ神話沼にいる小中学生で、お小遣いで買える本を古本屋で買い漁ってるうちに足を滑らして、隣に西洋占星術の沼があってそちらに落ちたんですね(笑)
田舎には西洋占星術の学校がないし、例えば高校生ぐらいになって習いに行きたいと思っても「大人になってからいらっしゃいね」って言われるだろうと思ってたんですよ。
思いましたけど、もし学校に行くのなら「じゃああなたプロになるの?」ってことになると思ったんです。
私、プロになりたいのかなって思うとあんまり・・・占い師になりたいんだろうか私、みたいなとこで止まっちゃって。
それは占いの先生にも言われるだろうし、友達にも言われるんですよ。
占い勉強したいなって言うと「占い師になるの?」って。どうしてもそうなっちゃうんですよ。
次回は来週の木曜日の予定です。
どうぞお楽しみに。
VOL.2はこちら
VOL.3はこちら