スペイン巡礼の報告会ということで先月、ウラナイ8と関係者が阿佐谷に集まりました。式次第もなくいたって気楽な会です。

会場となったのは、阿佐谷のバインミー屋さん『スキマほーる』。このお店は元はインドカレー屋さんで、占い仲間と忘年会を開いたこともあります。

https://san-tatsu.jp/articles/265748/

店主のヤスコさんは、スポーツクラブのズンバ仲間。旅行好きで出版業界という共通点がありますが、スポーツクラブでのお付き合いは淡々としたものでした。

間借りのバインミー屋さんになるというのは聞きましたが、あれよあれよという間に大発展して飲食店経営者となったのにはびっくりしました。

顔見知りのお店の営業前の時間を使わせてもらい、斜め前のカレー屋さんが閉店することになり「自分たちの後にどうですか」とお声がかかりました。まるでわらしべ長者のような開店物語です。

スペイン巡礼後、旅ロスで行き詰っている私には大いに刺激になりました。地元にしっかり根をおろしていればこういう展開があるとは。

 

スペインの次は台湾の長期滞在を考えており、足つぼマッサージを学ぶのも悪くないかと思い、近所のマッサージ屋さんに行ってみました。連日の深酒がたたって、肝臓と膵臓のつぼを押されるとかなり痛い。しかし「毎日、スポーツクラブでズンバやヒップホップを踊っている」と話すと、「体のゆがみを正す調整だけで十分」と言われました。もっと調子の悪い人が来るところのようです。そして、私はマッサージを習っても施術者にはなれないだろうと実感しました。体調が悪い人への共感力がないのです。運動がいいと知っていてもスポーツクラブに行かないのを「自己コントロールができてない」と批判的に見てしまいそうだから。アルコールが体に悪いと知っていても飲み続ける悪癖がある私が言うのもなんですけど。

「これまでどんなお仕事を?」と聞かれてライター業や日本語教師の話をしたら、マッサージ店の空きスペースで何かの教室を開いてみることを勧められました。シニアのためのパソコン教室や絵手紙、手芸など定年後の高齢者が趣味の延長でやっているそうです。「それだけのキャリアがあれば、何か人に教えられることがあるでしょう」と言われましたが、今のところピンときません。

それでも、遠くまでいかなくても近所にもおもしろいことがたくさんあると発見できたのは大きな収穫でした。

 

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