占いを学んでよかったことの一つは「すべてに時がある」とわかったから。
どんなに努力してもかなわないことがあるのは、時が熟していないから。積極的に動いて開運できる一方で、時を待つことも人生には必要です。
ザ・バーズの"ターン・ターン・ターン(Turn, Turn, Turn! To Everything There is a Season)"を昔からよく聴いていましたが、本当の意味がわかったのは占いを学んでからです。元になっているのは旧約聖書「伝道の書3章」です。歌い出しはこんな感じ。
To everything, turn, turn, turn
There is a season, turn, turn, turn
And a time to every purpose under heaven
A time to be born, a time to die
A time to plant, a time to reap
A time to kill, a time to heal
A time to laugh, a time to weep……すべての物事には季節がある
天の下ですべての目的に対してふさわしい時がある
生まれる時、死ぬ時
植える時、収穫する時
殺す時(暇をつぶす時)、治癒する時
笑う時、泣く時
先日、有元先生とお嬢さんが出演した断捨離の番組をウラナイ8のメンバーに教えてもらって視聴しました。
「そのうちやろうと先延ばしにしていると、あっという間に60歳になる」と断捨離のコーチが有元先生に喝を入れていました。
ああ本当にそう…。断捨離は何かのスイッチが入らないと始められず、タイミングを逃したまま老いてどうにもならなくなったゴミ屋敷があちこちに放置されています。
私の場合は40代半ばにしてフィンランドのバンドにハマったのがきっかけです。
どうしてもフィンランド人とつながりたくて、フィンランド人とつながるために始めたのがカウチサーフィン。コロナ禍の今では考えられないことですが、数年前までは見ず知らずの外国人旅行者を自宅に泊めるというネット上のコミュニティがあったのです。エアビーアンドビーの無料版といったところで、ネット上の評価とメールのやりとりで人となりを判断しホストするかどうかを決めるのです。
人を泊めるとなると仕事部屋を明け渡すしかないというわけで、一気に片付けました。カウチサーフィンを始めなければ私も60歳でガラクタと暮らしていたでしょう。
そして、私も海外でカウチサーフィンを通して現地の人々のリアルな生活を垣間見ることができました。「リタイア後は自由に国々を行き来したい。でも、なんのスキルもないおばあさんじゃ、お金を使って滞在するだけじゃないの」と自分にツッコミを入れて思い立ったのが日本語教師の資格取得。その時は50代の半ばを過ぎており、残された時間はそう長くありません。説明会に行ったその場で入学金も授業料も一括で支払いました。
日本語教師養成講座を修了して資格取得後、直ちに日本語学校に就職しました。非常勤とはいえ、未経験の50代半ばが採用されたのは、日本語教師業界が空前の人手不足だったから。やはりすべてに「時」があるのです。教壇には3年間立ちました。私が辞職した翌年にコロナ禍となり日本語学校は一気に休校です。
フィンランド熱から始まって、カウチサーフィン、日本語教師。時がずれていればどれも実現しなかったでしょう。
”turn”は回転、変化という意味があり、相手の順番が来たり、に行動をうながす時に"It's your turn."と使います。うまく今のターンに乗らなければ、二度と同じことはできません。いずれそのうちなんてないから。
今はコロナで行動は制限されますが、今のターンだからこそできるものもあるはず。どのタイミングで何をするかのヒントは10年ごとの大運と1年ごとの流年から得られます。
そして玉紀さんが仕込んだ「ソロ活占い師の仕事術」あれこれの仕組み、コロナがなければ生まれなかったでしょう。さあ、今のターンにふさわしい活動を!