この8月8日でウラナイ8も3周年。今回は配信チームと原稿チームに分かれ、玉紀さんの記録と展望の三部作、甘夏さんの3年サイクルに続き、私なりの3年間をまとめることにします。

ビフォーアフターについては、メンバーの中でも最も変化が小さいでしょう。仕事から徐々にリタイアして気ままな生活を送るつもりだったので、コロナ後の自粛生活は老後の予行演習みたいなものとなりました。

ウラナイ8発足時に玉紀さんから声をかけてもらった時も、易の卦の上爻のような存在をイメージしていました。易の六爻を会社員にたとえると下から新入社員、主任、課長、部長、社長となり、上爻は顧問や相談役です。

それでもウラナイ8の活動を通して卜術のおもしろさに改めて目覚めました。杏子さんが開く易とタロットの読み会と3カ月に一度参加している玉紀さんのインナーチャイルドの会。勢い余って月に一度、献血会場で占いのボランティアを始めました。偶然出会った人の物語を手相とタロットで語っています。

 

3周年記念配信と同じ日の午後、杏子さんの易の読み会があったので「記事のテーマとなる卦」を出してもらいました。アメリカには、ストーリーに行き詰ると易の卦を立ててヒントを得ると作家もいると聞いたことがあります。

出たのは火天大有(かてんたいゆう)五爻。杏子さんは、私にぴったりの卦だと言います。株や債権をたくさん所有しているから。そりゃまあ、長く相場を張っていれば現世の資産も増えます。六十四卦の順番を解説した序卦伝では、火天大有の前は天火同人(てんかどうじん)。まさにウラナイ8。ニューヨーク相場に立ち向かう気力はウラナイ8の活動から得ています。そして火天大有の次は地山謙(ちざんけん)。大きく所有している者は謙虚でなければいけないから。あの世には何も持って行けないので、命が尽きる前に有効な使い方を。ウラナイ8の最年長の私は老いや死への切込隊長ですから「あんなふうな人生の終盤もおもしろい」と思ってもらうような生き方をしたいものです。

 

Exif_JPEG_PICTURE

この3年ほど海外に行けなかったのは残念ですが、しかたがありません。フィンランド人の夏の別荘のサウナと水風呂替わりの湖をいつも思い出しています。

Exif_JPEG_PICTURE

泊めてもらった小さな離れの部屋の小屋。株や投信の大いなる所有より、こういう体験を持ちたいのです。地山謙ですから、海外に行けなくても、日本のサウナを愛でます。

 

最後に、今後の展望。

ウラナイ8で易関連の記事を書いていたのが編集者の目に止まり、易の本を書くことになりました。「ブログやデイリーメッセージの文体で、新しいスタイルの易の本を」とのことで、来年の秋に出版予定で今年から来年にかけてはこの本に集中する予定です。著者は「翡翠輝子・ウラナイ8易の会」。なるほどとうなった占例を集めていますので、杏子さんの易の会で出た卦など、紹介してもいいという方はぜひお知らせてください。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事