8月8日のトークイベントで玉紀さんが「家の中に引きこもって、白馬の王子様がドアをノックしてくれることはありえない」と言っていました。

万が一、そんなことが起こったとしても、すぐにドアを開けられるでしょうか。

ネットフリックスの『クィアアイ』はウラナイ8のメンバーにもファンが多く、開運のヒントが満載です。

人生に行き詰った時、ファブ5が現れてすべてを変えてほしい。番組には男性だけでなく女性も登場し華麗な変身を遂げます。

しかし、誰でも望んだだけでこの番組に出られるわけではありません。まず推薦者が必要。人間関係を断って引きこもっていてはだめです。

誰かに推薦されて採用されるとファブ5がドアをノックします。

「じゃあ、見せてくれる?」と、リフォーム担当のボビーが家の中を見渡します。その関門はクリアしても、ファッション担当のタンがクローゼットや箪笥をすべて開けるのに耐えられるでしょうか。そうこうしているうちにジョナサンが洗面所のスキンケアやヘア用品をチェックし、アントニーが台所で冷蔵庫を開けています。登場者が男性だと冷静に観ていられますが、女性だと自分の部屋と重ね合わせてしまいます。

 

汚部屋をどうにかしたくて専門家に頼みたいけれど、部屋を見られるのが嫌でますます汚部屋になっていく。散らかし屋で掃除が苦手な私はこういう悪循環に陥っていました。

それでもなんとか人生を変えたのは、築20年のマンションがこのままではだめだと覚悟したから。リフォーム専門の工務店に申込み、家に来てもらって見積もり作成までは大きな道のりでした。壁を取り払って間取りを変える工事なので3週間、ホームレス状態になりました。ホテルやサウナを転々としたことで必要なのは最小限の着替えとパソコン、Wi-Fiと電源だと悟りました。

王子様が来るか来ないかわからないけど、とりあえずいつ来てもいいように家の中をすっきりさせなくては話は始まりません。

 

そして、王子様を待ちくたびれて命が尽きたとしても、犯罪に巻き込まれたら部屋に踏み込まれるのです。FBIの行動分析官が部屋を見れば、ただちにプロファイリングが始まります。『クリミナルマインド』を延々と観ている私は容易に想像できます。きちんと片付いた部屋であれば、被害者に落ち度はなかったと同情されるかもしれませんが、ぐちゃぐちゃだったら自殺願望があったと分析されます。

部屋はそこに住む人の生き方をダイレクトに示します。とりあえず玄関やトイレなど限定した場所から掃除してみるのもいいし、浴室や換気扇掃除はプロに頼むのもいい方法です。第三者を引き入れることで、このままではだめだと実感してスイッチが入ります。

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