最近は不思議と鑑定で「結婚」の話を聞くことが続いています。
私のお客さんに若い人は少ないので、ある程度の大人同士の結婚話で、私と同年齢くらいの方も多いです。

 

 

私自身は割と早めの結婚で、22才で大学の先輩で会った夫と付き合い始め、24才で結婚しました。
年齢的には大人ですが今思えばまだ全然未熟というか割と考え無しで、私は自分の家庭を早く持ちたかったこともあって情熱と勢いで面倒なことを蹴散らして一直線に結婚しました。
「結婚どうしよう」「一緒に住んでうまく行くかしら」と悩む要素はこれっぽっちもなかったです。

 

私はいわゆる「田舎の長男の嫁」で、結婚する時には夫の実家のご近所さんたちを私の父と一緒にあいさつ回り&その後はご近所の女衆を招いてお茶会というかお食事を振る舞うしきたりだと言われて「面倒だけどそういうものか」と深く考えずに頑張りました(今もそのしきたりが続いているかは不明)

 

若さというのは時に恐ろしいもので、様々な面倒をぶっちぎるパワーがあります。
もしこの話が今現在の私に来たら、「そんなうるさい慣習が残っている所に定年後は住むなら、私はやっていけないかも」と思うのに、30年前の私は大して悩まず突き進んでいるのです(だって考えてなかったから・・・)

 

 

歳を重ねると経験を重ねて「自分スタイル」が確立するし、友人知人の経験を見聞きしたりで知識も増えます。
そのくらいで結婚となるとやはり慎重にならざるをえなくなり、若い時とまた違った悩みがあります。
余計なことを悩んだり、ぐるぐる悩み過ぎて変な方向へ行ったり。

 

他人同士が一緒に住むのは化学変化を起こすようなもので実際やってみないとどんな変化が起きるかはわかりません。当然衝突や爆発もあります。
「ああ、やっぱり自分と根本的に(夫は)違うんだな」と私が実感したのは、もう結構前の話なのですが「親や自分の葬式をどうやるか」ということで言い争いになった時です。どこの土地で、どうやって育ってきたかというような根っこから派生したものはお互い譲れない部分も多いのです。
若い頃はぶっちぎったことも、ちゃんと後で回収するはめになるのです。

 

私が嫁だからといって全面的に合わす気はさらさらありませんが、ある程度までは妥協する。口出しをしない。でもここぞという所は私の好きにしますが、これはお互い様。
どこの部分は諦めて、どこは協力しますよというのを時間をかけて探っていくことがどうしても伴うのではないでしょうか。これは冷たく聞こえますか?

 

でもそれを恐れてはうまくいかない。
どちらか片方が我慢するという形ではなりたたないのだから、お互いをさらけ出して(楽しいことではないかもしれませんが)妥協点を見つけていく。それがあるから「安定した結婚生活」が成り立つ。
これは何歳で結婚しようがどこかでやらなければいけないのでしょうね。ぶつかることを恐れるなかれ。

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