有名占い師、今注目の占い師の皆さんの生の声を聞きに行く「占いインタビュー」
占いの世界で様々な形で活躍している方々に、「どうして占いの道に?」「どうしてそういう仕事の形態に?」などの色々な質問をしていきます。

今回はウラナイ8の編集長、翡翠輝子先生のVOL.3、これで完結です。

VOL.1はこちらから→、VOL.2はこちらからどうぞ→

「開運」とは?何かを伺いました

あんこ
いつも思いますが、翡翠先生は何でもインタラクティブなスタイルがお好みですね。

翡翠先生

それは外資系の日本語学校だったので徹底的に言われました。

 

日本の中学校だったら、先生が何か言ってそれを繰り返して書いて覚えて練習問題をやってって言うのが英語の授業だったけど、そうじゃなくて、自分が表現したいことがあればそれをどう表現するかというモチベーションを持たせないといけないと。

 

手持ちのスマートフォンの中に 既にたくさんの知識がつまっているのに、何でわざわざ知識をインプットしなきゃいけないのかと言う話になります。材料を使ってどう使う、どう考えるかというのを教えて欲しいというニーズはあると思います。

 

ウラナイ8でも、そういう材料をもとに皆で考えていこうという、レクチャーじゃなくてワークショップすごくやりたいんですよね 。講師というよりはナビゲーターがいいです。

あんこ
翡翠先生の易の読み会はそういうスタイルですね。

翡翠先生

私が受けた教育は大体一方的なスタイルだったけれど、易は違いました。

易は課題があってみんなで卦を立てたり、この占例でこういう卦の結果が出たら皆さんどう読みますかとやったりして学んだのでそれはすごく感謝しています。

あんこ
易は一人でなく大勢で見ると楽しいですね。読み方の勉強になります。

翡翠先生
易はある程度ロジックを教えてもらったら、あとは独学あるのみだし、色々なアプローチがあると思います。
漢文が好きな人なら爻辞を徹底的にやってもいいし。易はそのスタイルに一番向いているかもしれません。

あんこ
あとは翡翠先生と言えば旅行がライフワークですね。吉方位旅行による「開運」はみなさん気になるところだと思います。

翡翠先生

ライターの仕事で占い師のプロフィールも散々書いてきたけど、小さいころから霊感があってとかそういう人が多い中で(笑)、お金のために、しかも40代半ばから占いの世界に入った私だから、あまり大きな声で言えないかもしれません。

 

が、方位取りがいいというよりも、自分の運勢を良くしていこう、発展させようと思ってどこかに出かけるという前向きな姿勢があるから開運するのだと思うのです。

 

どうせ行くのなら、「この方位で」と前々から計画して、ここに行ったら何をしよう、美味しいものは何だろうって調べて・・・ができる人は人生楽しいしあまり運が落ちることはないと思います。
吉方位取りに効果を期待するのもいいけれど、行くこと自体を楽しんでほしい。

 

それよりも運の良さっていうのは人と人との繋がりがどうかなんです。人が運をもたらしてくれるのです。

 

出版不況で私が書いていた雑誌で休刊したものも少なくありません。ライターとして稼ぎ続けていられるのは、コンスタントに本が売れる大物の占い師の先生と繋がったから。
私よりずっと取材力も文章力もあったライターが仕事がなくなって業界から去っていくのを見るにつけ、人との繋がりのありがたさをかみしめています。

あんこ
今回のウラナイ8の始まりも結局、ご縁があったからですよね。

翡翠先生

玉紀さんにお会いして運が広がりました。阿佐ヶ谷の七夕祭りの占いがきっかけでした。

 

中華街の占いの館に通っていたころ、阿佐ヶ谷の北口のスターロード 飲み屋街の祭りで、そこの上海料理屋の女将に頼まれて店の前で占いをやったのがそもそもの話なんです。
そのことを行きつけの美容院で話したら、じゃあ七夕祭りにここでやってよって言われて、始まったのが阿佐ヶ谷の七夕祭りの占いイベントです。

 

その時は中華街の占い師さんや占い学校で知り合った占い師さんを呼んでやったのですが、そこで日下ゆに先生→と知り合って中野トナカイと繋がりました。
私は中華街を辞めて鑑定も辞めたしということで、ゆに先生にイベントはお願いしました。
そして玉紀さんが七夕祭りの占いに出演した時にご縁が繋がったんです。

あんこ
それがやっぱりウラナイ8の始まりですね。

翡翠先生

そうしたらトナカイが阿佐ヶ谷に移転してきて、玉紀さんが声をかけてくれてたまに講座をするようになりました。

 

そのうちあんこさんが易を習いに来てくれるようになって。このまま8が発展していって易の仲間が増えるといいなと思います。今の夢は海外の 易マニアと繋がること。西洋人と易を語りたい。

あんこ
人との繋がりというのは本当に大きな影響がありますね。

翡翠先生

そう・・・なのでやっぱり付き合う人を選んでしまうのよね(笑)。付き合えば誰でもいいというものではないのよ。付き合った事で運気が下がるというリスクがあるのだから。

 

誰でもいいから友達100人作りたいとかで質が悪いのに引っかかることがあるから、量ではなく相性も心がけてね、ってこと。

 

どんないい人でも合う合わないはあるのだから、人が運を運ぶからと言って誰とでも付き合おうとするとつまずいてしまいます。

あんこ
そうなると翻って「自分はどうなのか?」とも思います。。。

翡翠先生

そうそう自分がつながろうと思っても、人から見てつながりたくない存在だったらしょうがない(笑)

 

カウチサーフィンをやってる時も、ホストの交流や掲示板とかもあったけど、あまり相手を吟味せずに何でもかんでも OK という人は無料宿泊所として利用されただけで終わったという話があったけどそうじゃない。
悪いけどあなたとは相性が悪いからと言って断ってもいいんです。そうでないときりがない。

 

カウチサーフィンなんて怖いと言って最初からやらないという選択肢もあるけれど、私はあれをやったことですごく大きな得をしました。

 

易の「山沢損(さんたくそん)」最初は損をするんだけど、次の卦は「風雷益(ふうらいえき)」。あとから益が回ってきます。

 

ウラナイ8も、そこ行ったら助けてもらうじゃなくて、そこに行ったら楽しいことにめぐりあえる。面白い人と知り合える。そうして開運できる。
そんなグループになればいいなと思ってます

あんこ
他にウラナイ8ではどんなことをしてみたいですか?

翡翠先生

易の読み会は定期的にやっていきたいですね。

「旅」をテーマにした会もやってみたいです。
オーソドックスな吉方位取りだと制約が多いし、現代の事情に合わないことも多いです。

 

こんなに気楽に海外に行けるようになったのはここ数十年のことですから。ある風水の先生が「東南アジアは日本から西南だけど『東南』がつくから東南の象意もあり、婚活に使える」みたいな話しをしていました。
方位だけにこだわらず、欲しい運気を取りに行くような旅をテーマにするとすごく面白いんじゃないかと。

 

皆さんにはながーーい老後が待っているけど、占いを学んでいると退屈することはないし、今までの経験は蓄積されていくので、こんな良い趣味はないと思います。

あんこ

占いという共通言語を通して楽しみの輪が広がるお手伝いができるといいですね!

 

今日はありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

 

占いインタビューはまた来週木曜日に更新予定です。

次はどなたでしょう?お楽しみに~

翡翠先生インタビューVOL.1はこちら

VOL.2はこちら

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