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ブログで紹介した『モンク思考 自分に集中する技術』。ちょっと厚めですが、俗世に生きながら仏教的に修行する方法がわかりやすく書かれています。

https://bob0524.hatenablog.com/entry/2022/04/14/104814

著者のジェイ・シェティはインドのアシュラムで3年修行しましたが、結局は出家しませんでした。だから結婚もしています。ジェイ以上に精神的に成熟したすばらしい奥さんのようです。

二人が出会ったのは、満足に食べることができない貧しい子供たちに食事を提供するボランティア活動です。ジェイは「与えることによって自分が豊かになる」と、できる範囲での奉仕活動を勧めています。そして副産物として、すばらしい人との出会いもあると書かれています。

なるほど。婚活するなら、結婚相談所よりボランティア活動。性格の悪い人は来ないでしょう。もし私が若くて未婚だったら絶対に実行していました。

しかし、相手に「奉仕の精神ではなく結婚相手をつかまえることが目的の計算高い女」とバレたらどうしよう。そんな下心でボランティアをしている女より、普通の婚活をしている人のほうが純粋で素直だと思われるかも。

そこで思い出したのが橘玲の本で読んだネットオークションで詐欺をもくろむ人の話。

高額の商品を買わせて、入金を確認したら商品を送らず逃げるという作戦。ネットオークションでは評価がオープンにされますから、高額な取引をするためにはまず信用を積み上げる必要があります。そのため、良質な商品を適正な価格で売り始めます。顧客もしっかりついて、良心的な売り手として評価が確立したところで、詐欺を計画するのですが「せっかく築いた信用をなくするのがもったいない」「ふつうに商売して利益も上がっていた」と、そのまま商売を続けることを選んで、みんなが幸せになれます。

だったら、目的が婚活でボランティアを始めて、結婚相手を見つけてもそのまま活動を続けるというのもありうるかもしれません。結婚もできて人格者にもなれて一石二鳥。

昨年から献血センターでボランティアのタロット占いを続けています。月に一度だけだから、いい人を装うのも簡単。半年に一度は献血もして、そのまま占い師になって日赤の人から聖人扱いされています。このまま続けたらどんな功徳があるのか楽しみです。

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