心と体を育てる、金曜日のデイリーメッセージ《健幸養生便》白鳥ともみがお届けします。

五味五臓

東洋医学に欠かせない五行色体表。
自然界に存在するものを5つに分類したものです。(分けることは分かること)縦の並びで関連を示し食養生に欠かせない味も5つに分類されています。

春は五行の木に属し、味では酸味、五臓では肝が属しています。
春は酸味を取るとよいとも言われますが、そうでもないとも言えます。

酸味であるレモンや梅は潤いを生じ締めるという働きもあり更年期にみられるダダ洩れタイプには無駄な消耗を抑え、不足した潤いを補充してくれます。樹々も水分がないと枯れてカリカリになってしまいますからね。春の気を感じる頃なんだか些細なことでイライラいする、ついつい怒りっぽくなり当たりたくなる、叫びたい、我慢が多い、張った痛み不快感などがある場合は締めることで発散しずらくなってしまうのでちょっと不向きです。


同じ酸味でもお酢は巡らせる働きがあるので詰まり、張り、硬い肩こり、キリキリ痛む月経痛など鬱滞タイプにはおススメです。
とはいえ、摂りすぎは骨を弱めるのでご注意を。

春は五臓では肝と関連します。肝はのびのびを好み鬱滞を嫌います。明日は啓蟄、土から虫たちがもぞもぞ出るように冬ごもりから出てちょっと汗ばむ程度のウォーキングで巡り良くしていきましょう。

今日も気分爽快な金曜日を、健康な1週間をお過ごしください。

 

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