久々に玉紀さんと南阿佐ヶ谷のデニーズでお茶。コロナの前は当たり前だったことが、今では大きな楽しみです。

温泉の話で盛り上がりました。11月は青森に行く予定なので、玉紀さんがおすすめの酸ヶ湯(すかゆ)温泉に行きたくなりました。八甲田ホテルなら、酸ヶ湯温泉までの送迎もあり、ホテルにはサウナと水風呂が完備。これは理想の宿かもしれないと思ったのですが、予定の日はすでに満室でした。

青森といえば、谷地(やち)温泉が記憶に残っています。上の湯と下の湯があり、38℃のぬるめの下の湯には延々と入っていられます。20年近く前の冬、この温泉で出会った千葉の老婦人が忘れられません。今となっては温泉やサウナで会話をしていると白い目で見られますが、旅先の温泉で見ず知らずの人と話すのは、旅の楽しみの一つでした。

老婦人は毎年の冬、湯治のためにご主人と谷地温泉に長期滞在していると言います。そういう優雅な老後を送りたいとうらやましく思いました。裸でぬる湯につかっている気安さから、不動産業で財を成した一代記を語ってくれました。専業主婦で貯めたお金を元手にして近所の小さな家を買ったのが始まり。管理や掃除は業者任せにせずすべて自分でやり店子とも良好な関係を築き、家賃収入を安定。家賃がある程度貯まったら、次の物件を買いそこも自分で管理。「おかげで好きな時に好きなだけ温泉に来られるようになった」と聞き、私も老後に向けた蓄財の意識が芽生えました。そして、世話好きで雑事をいとわないタイプじゃないと不動産投資には向いていないから他の方法を探そうと思いました。そろそろ私も当時の彼女の年齢に近づき、蓄財の方法は違っても好きな時に好きなだけ温泉に行けるようになりました。谷地温泉で出会った老婦人が私に財運の種を蒔いてくれたのです。

温泉で出会った人から、人生を好転させる教えが得られることもありますが、温泉はただ行くだけでも開運効果があります。

温泉には木火土金水の五行のすべてがあります。樹木、温泉の熱、山と大地、山地が生じる鉱石、豊かな水。

私は冬生まれの戊(つちのえ)で火と水をたっぷり持っています。命式自体が雪山の温泉であり、火は土を生じるので私にとっての活力源。そして水は財。谷地温泉で蓄財意識に火が付いたのも偶然ではありません。四柱推命の講座では、五行の相剋のうち火と水の剋が最も激しく、これをコントロールするのが開運の秘訣と学びました。温泉に行かない時は、熱いサウナと冷たい水風呂の交互浴に通っているのも、火と水のエネルギーに直に触れることができるからです。

同じ温泉好きといっても玉紀さんと私の嗜好は異なっていて、玉紀さんはお湯の泉質にこだわっているそうです。そして、二人とも気に入っている新大久保のルビーパレスは、「ルビー」という名前が玉紀さんにとっては財に当たります。だったら玉紀さんが財運を上げたいのなら鉱泉がいいのではないでしょうか。場所によって五行の強弱は違うので、自分にとって最高の開運スポットを探すのもいいでしょう。

温泉とサウナに行けば行くほど開運する。そう念じながら、豊かな老後を送ることにします。

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