若者の俗語だった「親ガチャ」がマスコミでも伝えられるようになり、気まずい思いをする家族も多いのではないのでしょうか。

私には子供がいませんが、苦労して育てた子供から「親ガチャにはずれた」なんて言われたらとても悲しいでしょう。あるいは「そんなことを言う子になるなんて、子ガチャにはずれたのはこっちのほうだ」と応戦するかもしれません。

親子がガチャなら夫婦もガチャ。

結婚相手は選択できるのだからまったくのガチャではありませんが、結婚を決めた時には予測できなかった展開になることはよくあります。

私は20代半ばの何もわかっていない時期に勢いだけで結婚しました。決め手は、この相手なら自由を制限されたり窮屈なことにはならないから。

それでも結婚後すぐに相手が東京に転勤となり、関西でのコピーライター仕事を辞めて着いて行かなくならなかったことは予想外でした。結果的には東京に来たからこそ雑誌の原稿書きの仕事ができ、東洋占術を学ぶことになったわけですが、当時は関西を離れるのが嫌でたまりませんでした。

結婚当初は相手の方が私の収入を上回っていましたが、今やすっかり逆転。しかも私にはニューヨーク株式市場の当たりガチャを引くという特技もあります。今でも生活費は折半ですが、外食や旅行は私が奢ることが多いし、家のリフォームや家電の買い替えは私が全額出しています。

 

"One man’s trash is one man’s treasure(誰かのゴミは誰かの宝)"という英語のことわざがありますが、ハズレガチャと当たりガチャも、固定したものではなく人によります。

もし私の夫が求めていたのが、子供を育て家庭をしっかり守る従順な妻だったら私はハズレです。

そして経済力があり頼れる夫を求める女性にとっては、私の夫はハズレです。

以前、友人の離婚理由が「夫を尊敬できなくなったから」と聞き、仰天してしまいました。尊敬できる相手との暮らしは私には窮屈です。そして、あなたはどんな時に離婚を考えるのと逆に聞かれ、夫に可愛げがなくなったら離婚すると答えて呆れられました。

当たりガチャを引きたかったら、開運や神頼みに頼る前に、自分にとっての当たりとは何かを考える方が手っ取り早い。そのためにも占いは大いに活用できます。

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