秋分の日、玉紀さんのインナーチャイルド会に参加しました。

3カ月ごとに柔軟宮の月に参加するようにしています。というのも、インナーチャイルドカードを体系的に学んでいる方々に交じって物見遊山気分で参加するのは、なんでもありの柔軟宮の会がふさわしいように思うから。

1年以上にわたって参加しているのに、私はインナーチャイルドカードも持っていません。ケチだからではなく、一人でカードを引くことはないだろうから。

先日、NHK『100分de名著』ミヒャエル・エンデの『モモ』の回を見ていたら、「話は一人で持っていても話にならない。物語は必ず誰かに語られる必要がある」と解説されていました。私にとってのインナーチャイルドカードは、語る人、聞く人がいてこそ物語が成立します。

というわけで、手元のタロットで3枚引いてみました。11月末の誕生日までの2か月間の過ごし方がテーマです。

カードはすべてお見通し!

今年の誕生日で私は還暦を迎えます。東洋占術では六十干支を一回りして、第二の誕生。子供や孫がいれば赤いちゃんちゃんこなんて贈られるのかもしれませんが、私は自分で祝うことにしました。プレゼントは「温泉三昧」。この会の前日もネットで水風呂のある温泉の情報をせっせと集めていたのでした。金持ち優遇と批判されるGo Toキャンペーンですが、静かな一人温泉旅にも適用され、ここぞとばかり日本全国の温泉を予約しました。

最初のスターのカードは、水風呂に入る前に手桶で汗を流しているとしか見えないし、カップのクイーンは外気浴でトランス状態。サウナーが言う「ととのい」には、外気浴が欠かせません。外気浴スペースには、クイーンが座っているような「ととのい椅子」が欲しいものです。水風呂と外気浴スペースを基準に温泉宿を検索しまくっていた私は、この2枚のカードに「いいぞ! 好きなだけ温泉に行け」と太鼓判を押してもらいました。そして、温泉に通っていれば、日常生活も地に足をつけて楽しく過ごせるとカップの10のカード。

 

玉紀さんがインナーチャイルドカードで該当するカードを見せてくれました。

カードの少年は理想の水風呂のために、井戸の水質検査をしています。湧き水の水風呂なんて最高! 私にとって交互浴は身体的な快楽だけでなく、精神的なトリップをもたらしてくれるもの。無意識の井戸をどんどん降りていく感じ。そして「ととのう」のイメージを絵にしたら、ハートのガイド。精神が肉体を離れて浮上して世界を俯瞰しています。そしてハートの10へ。年齢だけ重ねて成熟には程遠くても、交互浴を何度もやっていたら少しは寛大で穏やかな人間になり、交互浴のすばらしさも伝道できるかもしれません。世界は豊かな水の恵みにあふれています。

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