柔軟宮の月ごとに参加しているインナーチャイルドカードの会。講座の最後に玉紀さんがおっしゃっていましたが、顔なじみの方と初対面の方が適度に混ざり、とてもいい距離感の会です。私は3カ月ごとの参加で、インナーチャイルドカードと接するのはこの会のみ。いつも新鮮な気持ちで臨んでいます。

私はインナーチャイルドカードを持っていないので、まず手元でウエイト=スミス版を引いて玉紀さんに変換してもらいます。最初に引いたのは「戦車」。戦車を引く2頭のスフィンクスが易の算木に見えて、ぎょっとしました。インナーチャイルドカードが楽しくて、この会には遊びに来ているような感覚でしたが、易に本腰を入れて取り組まなくてはいけない状況です。インナーチャイルドカードではピーターパン。出航の時。易の広大な世界に船を出す時が来た! 背景の満月も、易の爻辞に三度ほど出てきます。

1枚目は勇ましい出発ですが、2枚目はペンタクルのナイトで、臆病なライオン。尻尾を丸めてとぼとぼ歩いています。おいおい、勢いよく出発するんじゃなかったのかい?  易の世界は深すぎて文献を読むたびに怖くなります。ただ、実占となると連想力と語彙力を総動員するので、長く勉強しているから必ず当たるというものでもありません。

そして、ウクライナ情勢で軟調な相場が怖くなり、しばらく逃げることにしました。コロナ暴落では買いに出る胆力があったのですが、一番怖いのは疫病でも災害でもなく人間。そうした恐怖心もこのカードに出たのでしょう。

3枚目はワンドの6。インナーチャイルドカードでは春のお祭り、メイポール。今回の易のプロジェクトは杏子さんを始め易の読み会の参加者の方々に協力していただくつもりです。楽しくておもしろい占例をたくさん集めるのが夢。6は易の初爻から上爻までの六つの爻にも対応します。

迷った時、心細くなった時は、この3枚のカードを思い出そう。父方の家系は村上水軍の島出身。ご先祖様が瀬戸内海を縦横無尽に帆走し、東南アジアまで航海していたのなら、末裔の私も船を進めることができるはずです。

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