ウラナイ8号室で久々にリアル開催されたインナーチャイルド会。

Zoom開催の良さもありますが、実際にカードに触れて、肉声をやりとりできるのはリアル開催ならでは。今回は、まず周りの人にカードを読まれることから始まったので、当人を目の間にして、思いもかけないところから言葉がわいてくるようでした。

私に出たのは、大アルカナが大きな悪いオオカミ。

「月の輝きがオオカミに反射してわくわくしている」「向こう側にある城には大事なものがある」「どうやって城に行くか考えているところ」

はい、まさに。オオカミが狙っている城はサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂です。この3カ月間の流れで引いたので、熊野本宮大社でもあります。このオオカミは宗教心のかけらもないのに、巡礼者に紛れ込んで神妙な顔で歩くのです。熊野古道を歩くのはスペインと日本の共通巡礼手帳を手に入れるためという下心がばれないようにしなくては。

コートカードは聖ニコラス。

オオカミがかぶるのは羊の皮ではなく、サンタクロースの赤い衣裳。気前よく、慈悲深いふり。この3カ月は締切を守って勤勉に働く必要もあります。編集者へのプレゼントとして、夜中に原稿をメールで送るのでしょう。

小アルカナはソードの10。

この3カ月で易の本を書き上げる! 六十四卦は乾為天(けんいてん)で始まりますが、爻辞はドラゴンの成長物語。乾為天から始まる六十四卦を何度も巡りながら原稿を練っていますが、そのサイクルにピリオドを打ち、ペンをトレッキングポールに持ち替えて巡礼へ。地中に立てた剣が十字架のように見え、村の教会や修道院を頼りに歩いていくサンティアゴ・デ・コンポステーラへの道のようにも見えました。

 

最後に、3枚のカードの流れを一文で表現して、自分への宣言とします。

私の3枚は「日々、巡礼」。

スペインに行くのは半年先なのに、巡礼がらみのカードが出て「サンティアゴ・デ・コンポステーラまで続く道は自宅から始まる」という言葉を思い出したからです。サンティアゴは熊野であり、熊野はサンティアゴ。そしてここ東京にも聖地があり、自宅を聖地にすることだってできます。

私の家からウラナイ8号室までは約3キロほど。巡礼のトレーニングのために歩いてみました。妙法寺まで来ると「ほとんど歩いた」、立正佼成会の大聖堂が見えると「目的地はすぐそこ」。そしてインナーチャイルドカードを引いて今の自分に必要なメッセージを得る。これは今日の巡礼でした。そしてソードの10のようにぐるぐる循環して、巡礼は決して終わりません。人生、「これで万事OK」なんてことはなく、らせん状に次の道が出てくるのです。

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