有名占い師、今注目の占い師の皆さんの生の声を聞きに行く「占いインタビュー」
占いの世界で様々な形で活躍している方々に、「どうして占いの道に?」「どうしてそういう仕事の形態に?」などの色々な質問をしていきます。
今回のインタビューは、神奈川県川崎市中原区でセッション/講座/WSのスペース「灯台屋」を運営されているまるおかよしこ先生です。
灯台屋さんは南武線武蔵新城駅近くの、2階建てのスペースです。
入るととても落ち着く感じがあります。
前職は公立の中学校教諭だったというまるおか先生。
どのように占いの道に入ってお店を持つようになっていったかを、ウラナイトナカイの社長だったみずまち先生とお話を伺ってきました。全3回です。(夏瀬杏子)
占いの世界に踏み込んだきっかけについて伺いました
私は最初にウラナイ8でインタビューの話がでたときに、灯台屋さんみたいな「占いの館」の主(ぬし)に取材して回りたいと思ってたんです。
でもちょうど私が個人的にバタバタしてしまいなかなかできなくて、あんこさんにお任せしてしまってました。
実は私、ずいぶん前にまるおか先生を鑑定したことがあるんですよ。
私は覚えていなかったのですが、その話を伺ってデータを見たらあったんです
あれはちょうど最後の学校に赴任して学年主任になったばかりのころでした。
体育祭の練習中か何かで授業の準備がなくて、気持ちに余裕があったんですね。
ちょうどみずまち先生がマルイでやってるというのを知って、川崎の学校だったので帰りに寄ったんです。
2回くらい行ったと思います。1回は長くお話したので(代金が)結構高くなってしまって、みずまち先生が大変申し訳なさそうな顔をしておられたのがすごく印象に残ってて・・・(笑)
私は短歌とか俳句とか小説が好きで、鑑賞をわかちあいたくて教員になりましたが、今学校で求められるものは文学鑑賞じゃなくて読解力なんです。
実際に社会の中でみんなに分かりやすく自分を主張したり、分かりやすく何かを伝えていくことがメインになってしまいました。
30年もやっていたらそういう時代の境目に当たりますよね。
その先生生活のどこかで占いにはまったってことなんですね?
そうですね・・・ えーっと25年くらい前でしょうか、ちょっと 年上の女性の同僚の人がいたんです。
たいへん指導力のある人でした。当時は今よりも勤務形態が自由な感じだったのですが、授業の合間に車で走り回って不登校の子や困っている人の相談に乗ってたりしてました。
その方がね、「どうもあなたは何かやった方がいいよ」っていってきたんです。
それか何か神様の方に行って信心するか。
このうちのどれかをやった方がいいよって言われたんです。
で じゃあその軽い方で占いに、ということで行ったんです。
ああ、はい、自分ではよく分かるのですが、面白くないっていうか、自分のやりたいことと現実がだいぶ乖離してるっていうのがずっとあったんです。
でも自分では、ちゃんと就職して働いて毎月お給料貰っていているし、この社会的にも認知され ている仕事はすごくいいと思っていたので(笑)その頃はまだそう思っていたのですよ。
どうやって自分はこの教員という仕事で「あっ、これは自分にとっての天職だな」って思えるように、どう自分を持っていくかっていうのがずっと テーマ だったんです。
だからきっと面白くなさそうで元気もなさそうだったんですよ。当時は大マンモス学校に勤務していたんですけど 、その働いているたくさんの教員の中で、すごく沈んでいたんだと思うんです。
それで行っ た方がいいよって言われて、車に乗せられて行った先が高円寺の四柱推命の先生のところだったんです。
はい。そこで鑑定を受けて大量のレポートを貰って、それを読んでいるうちに「あ これ面白いな 」ってなって 、エルフィンブックスの不二龍彦先生の「正統四柱推命術」って本を買って読んだら本当に面白くなっちゃったんです。
人間の描き方がすごいくいいというか、例えば私だったら月柱に正財劫財があるんですけど、普通はあまりいいふうに描いていないんです。
でもこの本は体験主義でガッツで人生を切り開いていくというようなことを書いてあるんです。そういうのを心の支えにしたっていうのがちょっとありますね。
そのあとソフトを買って100人ぐらい入れたんですけど、そこで行き詰まりました。
周りの先生がたがすごくいい人で、そこはいつも恵まれているのですが、皆さんを見せてもらって、本の説明を頼りに「こんなふうだよ」って忘年会の余興で占ったりレポートを書いたりしていました。これはとてもいい思い出です。
で、そのうち保護者のかたも見ていましたね。
私はそういう発想が全くなかったし、周りの人も面白がってくれている感じで。
例えば 学校内で意見されたらできなかったでしょうけど、プライベートの範囲でしたし、お金も一切もらわなかったし、柔軟宮なので相手の求めに合わせてやる感じでした。
子どもさんも今なら問題になるかもしれないけど、当時は誕生日もオープンだったので、すごく参考にしましたね。
しかしアドバイスができるほどではなく「こういう性格なんだなあ」という理解にとどまりました。今教員やってたら「こうすれば成績がアップするよ」なんて言えたでしょうけど。
多分ねえ・・・ 15才ぐらいからもうずっと停滞期でしたねえ・・・自分のエネルギーが大きすぎるのが原因かもしれません。
40代初めの時、自己啓発のジャンルなんですけどNLP(神経言語プログラミング)という考え方を知りました。それも保護者のかたからだったんですけど。「それをやったほうがいいよ」って(笑)
そうなんです。忙しいくらいじゃだめで、「こんなはずじゃない」ってなっちゃうんです。
その人に誘われて当時草分けだったNLP研究所(現CPI)のセミナーに行ってみたんですが、NLPって、よいイメージを作るので五感と神経の繋がりがよくなるんですね。
人間て未来のことはちゃんと分かる、3年5年先もちゃんと脳の中にはタイムラインとしてあるという話をされて、それで自分の望む未来を作るというワークをしたんです。
やってみたら未来が見えて、私は電話で喋っているし後ろに本棚があるしで、どうもオフィスにいて何か人の相談を受けてるらしいってなって、それでその時のセミナーで「私、占い師に なります」っていったんです。みんなどわっと笑いましたけど。
たしかね43才くらいですね。で、 言ったはいいけどどうやってなったものか?というのが全然分からなくて、その ままほっておいたんですよ。
そしてその後、45才くらいでネットのつながりで松村潔先生を知って、前後して石井ゆかりさん→★の「筋トレ」いいよって友人に教えてもらって、ゆかりさんの鑑定を受けました。
次回アップは来週木曜日の予定です。
どうぞお楽しみに。
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